かねおく農園

四代目の志

2021年03月11日

アトツギ甲子園ファイナルを終えて

アトツギ甲子園を終えての園主の感想

 

園主
エントリーから約3ヶ月。アトツギ甲子園のファイナル終わりました。心からチャレンジしてよかったと思っています
 
中小企業庁が主催するピッチイベント「アトツギ甲子園」
全国から、様々な業種のアトツギが東京に一堂に会して新規事業について熱く語ります
2021年2月19日はそのファイナルピッチがありました
 
応募総数101名、ファイナルに残れるのはそのうち15名ということで
最後まで残らせてもらえただけでも嬉しいのですが
 
審査員もすごく豪華で
オンデーズの田中社長
スノーピークの山井会長
レオス・キャピタルワークスの藤野社長
などテレビで見たことがあるような有名経営者ばかり
そんな人に審査をいただけると考えただけで嬉しい気持ちになりました
 
もちろん、出るからには全力を出したいですし、結果も残したい
ぶどうは栽培が3月から本格化するので
それまでなら時間もあると、全力投球してきました
 

どんな場所でやったのか

 
会場は東京タワーの真横にある、東京タワーメディアセンター
会場のガチの雰囲気がすごかった
 
アトツギ甲子園
 
これまで多くの人を前に話すこともあったし、ZOOMで話すことがあったけど
ディスプレイの前でこんな感じに話すのははじめてでした
 
コロナが流行りだしてから
ZOOMでのピッチだとか、こういったYoutube配信を主にしたピッチだとか
そういう人前で話す系でないピッチが行われるようになった印象
 
個人的には大勢の人の前で話すほうが快感だし
一番気持ちいいと思ってしまうけど
これからの時代はそうじゃなくて、カメラの前で話すことの方が増えてくるのかも知れない
 
でも、カメラ1台の前で話すといっても
そのカメラ越しには何百人、場合によっては何万人の人がいる
そう考えると、大勢の人の前で話すよりももっと気持ちが乗っていないと行けないようにも思う
でも、むずいなぁ…
 

ピッチの出来はどうだったか?

アトツギ甲子園 奥野
さて、ちょっと横道にそれてしまったけど
今回のピッチの出来はどうだったかというと…
 
自己採点では85点くらいだったかなと思っている
概ね合格点で、ちょっとしたミスはあったものの
「やってしまった…」と落胆するような感じのミスはなかった
 
悔しかったのは、少しだけ時間が足りなかったこと
最後あと5秒あれば、最後をビシッと締めることができたのに
 
なんせピッチコンテストって4分しかないので
時間が無茶苦茶短い。内容を絞って絞って徹底的に言いたいことをシンプルにして
それでも余裕をもっては4分には入らないので、必死に練習をして「なんとか滑り込みセーフ〜」って感じwww
 
今回も例にもれずそんな感じだったけど
最後の一言が早口になってしまって、あと5秒ほしかった
 
それと、「家業の経営資源を使って新事業を構築する」というのがアトツギ甲子園なんだが
家業の経営資源の話を迷った末に削ってしまった
 
どうしても家業の話も入れると4分に入らない
だし、ぶっちゃけそんなに家業の経営資源はつかっていない
 
なんせ家業は普通のぶどう農園なので、ぶどう畑とぶどう作りのノウハウしか経営資源がない
しいていえば、ここ数年ボランティアさんと一緒に農園経営をしてきた経験と実績があった
応募資料にはこの経験と実績をこれでもかというくらいPRしてた
 
(家業というよりは)この自分がやってきたテストマーケティングについて触れたかったけど
それはどんなに練習しても4分には入らなかった
 
実は、ここは審査委員から突っ込んでもらおう
突っ込んでもらうために、全く話さずに違和感を作ろう!
という作戦だった
 
で、どうなったかというと…

完全にスルー

質問なんてしてもらえず、普通に終わっていった笑
やっぱり大事なことは本発表に入れ込まないとダメやねwww
 

結果はどうだったか?

アトツギ甲子園 集合写真

入賞ならず
 
残念ながら、何の賞を取ることができなかった
理由は、上記の言い訳と、あとはまわりのレベルも高かったこと
 
実際に事業を進めている人もいたし
結果も出ていた
 
自分はまだ構想段階やし
家業の経営資源無視で、やりたいことを熱く語っただけ
 
もちろん、勝つ気まんまんで参加したけど
採点項目通りなら、負けて当たり前のように思った
 
 
とはいえ、悔しくなかったかといえば
悔しいよ。そりゃ
 
でも、案外スッキリしている
自分で言うのもなんだけど、たいがい悔しがりで負けず嫌いなので
だいたいこういうコンテストで負けると数日引きずる
でも今回はそうじゃなかった
 
きっと実際に事業を始めていないからだと思う
事業を軌道に載せてから、またピッチに挑戦しよう
そしたらむっちゃ悔しいと思うだろう
 

業界にイノベーションを起こせるような人材になる

 
実は、会社をやめた6年前
前職で送別会をしてもらった
 
その時に「農業の業界でイノベーションを起こす!」と言って最後を締めた
 
自分ながら大きく出たと思うが
別に言おうを決めていたわけではない
その場で良いカッコしたいと考えたわけでもない(覚えてないが、おそらくそうだ)
 
きっと、そのころから一生産者で終わりたくないと思っていたに違いない
そして就農して6年。農業の酸いも甘いもわかってきて
改めて、新事業にチャレンジをしようとしている
 
これも、計画的にやっているわけではない
導かれるように気づけばやっている感じだ
 
就農10年目、15年目にはきっと新事業が軌道に乗っているだろう
自分にとっては必然なのだと思う
 
そうなったら、ピッチコンテストを総ナメしてやると
ひそかに思っています(ここに書いている時点で、ひそかではないwww)
 
では、また不定期にブログ更新するので楽しみにしていてくださいね^^
 

で、どんな話をしたかって。。。?

それは、リンクから当日の動画を見てみてください。全国の農家から反響がありました

農家になりたいけど学ぶ場がない人。人手不足や、雇用について困っている農家

どちらも幸せにするビジネスモデルだと思っています

 
 
かねおく4代目園主 奥野成樹
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