上記写真にある通り、粒の大きさはゴマ粒ほど。
ぶどうの花が開花して3日程でこれくらいの大きさになります。
このゴマ粒が3ヶ月ほど肥大して収穫となります。
シャインマスカットはもともとの品種の特性としては、一粒15グラムほどの大きさです。
ですが、ジベレリン処理(ぶどうの種抜きや成長促進を目的とした植物ホルモン処理)技術や
枝管理などの栽培技術が向上してきたことにより、
20グラムを超えるような大粒のものが収穫できるようになりました。
上記画像のような生育初期においてジベレリン処理は非常に大事な工程です
あまり早くにジベレリン処理をしてしまうと、果粒の肥大が悪くなってしまうので
しっかりと待ってからジベレリン処理を行います。
一般的なタイミングとしては満開〜3日後まで
弊園ではなるべく3−5日後くらい待つように心がけています。
ジベレリン処理をすると、その作業を行った目印として
下の画像のような接ぎ木用クリップを一房ずつ付けます。
画像のクリップはオレンジ色ですが、
他にもピンクやブルーの色があります。
ジベレリン処理タイミングによって色分けすることで
より精度高くその後の栽培工程をこなすことができます。
さて、今回は生育初期のシャインマスカットについて紹介してみました。
完成品のシャインマスカットはインターネット上そこらじゅうに溢れていますが
生育の最初のものはなかなか見る機会がありませんよね。
また、その時期にどのような作業が行われているかも一般には知られてないと思います。
もしかするとご興味ある方もいらっしゃるかもしれないと
記事にしてみましたがいかがでしたでしょうか?
なかなかぶどう繁忙期にブログを書くのは時間が無く難しいのですが
頑張って更新をしていきます
たまに覗いてみてくださいね^^
かねおく農園4代目園主 奥野成樹