大粒のぶどうには「摘粒(てきりゅう)」作業というのがあります
先日のブログで「花切り」(※もしくは「花穂整形(かすいせいけい)」とも言う)について書きましたが
花切した後の花穂(かすい)は、粒が膨らんでくると写真のようになってきます
写真を拡大して見てもらうとわかるのですが
一つの房に50粒も、多いものでは70粒くらいあります
これを30粒とか、35粒とか
自分がつくりたいぶどうをイメージしながら
必要な粒を残していく作業です
これから粒がぐんぐん大きくなっていくので
まだ粒が少し多いです
ですが、もう一回だけ仕上げに摘粒に回ろうと思います
本当は粗摘粒・摘粒・仕上げの摘粒と3回とか4回入るものです
ですが、当園はデラウェアを1.3ha作っているために
何度も摘粒に入る暇がありません
仕上げの摘粒をしていると出荷ができないことになります
なので、概ね1発で決めるように意識してやっています
スピードを意識しながらも落ち着いてコツコツやっていきます
葡萄のかねおく 四代目園主
奥野成樹